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蓮田市の内科クリニック。本田内科医院です。

電話でのお問い合わせはTEL.048-768-4772

〒349-0115 埼玉県蓮田市蓮田1-231



生活習慣病metabolic syndrome

 生活習慣病には高血圧・糖尿病・脂質異常症(高脂血症)・高尿酸血症等があり、これらは動脈硬化疾患(狭心症・心筋梗塞・脳卒中等)の原因となるため予防対策が必要です。

肥満

 肥満は万病の元と言われ、生活習慣病や動脈硬化の原因だけでなく、胃酸が食道に逆流して起こる逆流性食道炎を悪化させたり、癌にもなりやすいという報告もあります。

 当院では体格指数(BMI)や体脂肪率を参考に患者様への体重減量を指導しています。

    BMI=体重(kg)÷{身長(cm)×身長(cm)} (正常:19.8〜24.2)

    標準体脂肪率:男性 30歳未満 14%〜20%  30歳以上 17%〜23%
              女性    〃   17%〜24%    〃    20%〜27%

 特に内臓脂肪型の肥満の人に生活習慣病が起こりやすいことから、最近ではメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と呼ばれ、特定健診にも採り上げられています。

 日本肥満学会の基準では

 腹囲:男性85cm、女性90cm以上が必須

 @血圧130/85mmHg以上
 A中性脂肪150mg/dL以上またはHDL-C40mg/dL未満
 B 血糖110mg/dL以上

 の3項目中2項目以上を満たすとメタボリックシンドロームと診断されます。

高血圧

 高血圧とは140/90mmHg以上の血圧であり、放置すると動脈硬化の促進→虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)・脳卒中などの病気になる可能性が高くなります。頭痛・肩こりなどの症状を訴える人もいますが、一般的には自覚症状に乏しいため定期的に測定しなければ発見されにくく、発見されても症状がないため放置されることも少なくありません。

高血圧予防のための日常生活

@規則正しい生活(十分な睡眠)

A肥満の改善。コレステロールや飽和脂肪酸の摂取を控える。

B1日30分以上の有酸素運動(心血管病の方は控えてください)

C塩分制限                                       現在の日本人の塩分摂取量は平均で1日11〜12gですが、高血圧患者では1日6g未満を目標とされています(高血圧治療ガイドライン2009年版)。

Dカリウム摂取                                     カリウムには体内の余分な塩分を排泄する作用があります。カリウムは、新鮮な野菜や果物などに多く含まれています。野菜では熱を加えたり水にさらしたりすると失われやすいものが多いですが、カボチャのようにゆでてもほとんどカリウムの量が変わらないものもあります。ただし、腎臓が悪い方でカリウム制限が必要な場合は注意してください。

Eアルコールは適量にする:日本酒で1合、ビールで500ml程度です。

F禁煙

高血圧の分類

正常高値:収縮期血圧130〜139mmHgまたは拡張期血圧85〜89mmHg
T度高血圧:収縮期血圧140〜159mmHgまたは拡張期血圧90〜99mmHg
U度高血圧:収縮期血圧160〜179mmHgまたは拡張期血圧100〜109mmHg
V度高血圧:収縮期血圧180mmHg以上または拡張期血圧110mmHg以上

※注意すべき高血圧
白衣高血圧(または診察室高血圧):日常の血圧は正常なのが、病院で測定すると高くなる場合。
仮面高血圧:日常の高血圧なのが、病院で測定すると低くなる場合。

 これらは血圧上昇の程度により必ずしも薬を必要とするわけではありませんが、白衣高血圧の患者の中にはいずれ本当の意味での高血圧になる方もいますので、生活習慣の修正は必要です。当院では家庭血圧の測定を勧め(朝食前に1回、夕食前、入浴前または就寝前に1回)、診察時の血圧と比較することで治療の参考にしています。

高血圧の治療

 治療の手順および目標は血圧の程度、危険因子・合併症の有無により異なります。

@生活習慣の修正
A危険因子の評価


*1危険因子 高齢(65歳以上)、喫煙、脂質異常症、尿微量アルブミン排泄、慢性腎臓病、肥満(特に腹部肥満)、メタボリックシンドローム、若年(50歳未満)発症の心血管病の家族歴、糖尿病
*2メタボリックシンドローム ここでは血圧のほか、腹部肥満に加えて血糖値異常か脂質代謝異常のいずれかがある場合。
*3臓器障害/心血管病 脳、心臓、腎臓、血管、眼底のいずれかに、日本高血圧学会が指定する異常がある。

低リスク群→3ヶ月以内の指導で140/90mmHg以上なら降圧薬治療
中等リスク群→1ヶ月以内の指導で140/90mmHg以上なら降圧薬治療
高リスク群→直ちに降圧薬治療

降圧目標
若年者・中年者→140/90mmHg未満
糖尿病・慢性腎臓病→130/80mmHg未満
75歳以上の高齢者、虚血性心疾患または脳血管障の患者→140/90mmHg未満
 ただし、抗血小板薬や抗凝固薬を服用中の場合は脳出血の確率を減少させるため
 130/90mmHg未満

詳しくは厚生労働省のホームページを見てください。
 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/kouketuatu/index.html

糖尿病


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脂質異常症

 脂質には総コレステロール(Tcho)、LDL-C(いわゆる悪玉コレステロール)、HDL-C(いわゆる善玉コレステロール)、中性脂肪(TG)があります。脂質異常症とは、これらの血液中に含まれる脂質が過剰、もしくは不足している状態を指し、2007年に高脂血症から脂質異常症に改名されました。

 初めは自覚症状がないため治療の必要性を感じない患者様も多いのですが、血管の壁にコレステロールがたまり、血管の内腔が狭くなってしまう疾患です。

 血液中のコレステロールや中性脂肪を減らすために、肥満、ストレス、過労、喫煙、睡眠不足などの生活習慣を見直すことが大切です。

 日本動脈硬化学会の動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012年版では、脂質管理目標を下記の通りに定められています。

 ここでLDL-Cについて注意が必要です。保険ではTcho、LDL-C、HDL-C、TGのうち3つを同時に測定することが認められており、下記の式からLDL-Cを計算されていましたが、脂質異常症の診断基準にLDL-Cが用いられるようになったため、LDL-Cを直接測定されることが多くなりました。しかし、LDL-Cの直接測定法は、測定に用いられる試薬によって差があることが問題になりますので、当院では下記の式より計算した値を指標とすることにしました。

      フリードワルドの式 : LDL-C=Tcho−HDL-C−TG÷5
      (ただし、中性脂肪値が400mg/dL以上の場合は、LDL-Cを直接測定します。)

 また、脂質管理の指標としてLDL-CとHDL-Cの比(L/H比)があります。上記ガイドラインでは脂質のそれぞれの値を目標としていますが、急性心筋梗塞で入院された患者ではLDL-C値が正常であっても、HDL-C値が低い患者やL/H比が高い患者が少なくないので、L/H比を2.0未満、糖尿病患者では1.5未満に低下する必要性が論じられています。

 健康診断や人間ドックを受けられた方は、脂質の値だけでなくL/H比にも注目してください。

高尿酸血症


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